分散オーナー型 4つの発展段階

 

分散オーナー型の発展は、以下のような段階を踏みながら成長していきます。

 

  1. 単独所有

創業の世代は、ほとんどがこの形態です。夫婦で共同オーナー、という形も一般的です。最近は、銀行借入、社債発行などの負債による資金調達でなく、ベンチャーキャピタルなどに対して株式を発行して資金を調達するエクイティファイナンスもさかんになり、早い段階で親族以外の株主が参加するケースも多くなりました。

 

  1. 兄弟姉妹共同所有

兄弟のいさかいを避けるために、財産を子供たちに均等に配分したいという親の思いもあり、会社で働いているかどうかにかかわらず、株を均等に分けるケースが多くあります。そのように会社の株を相続した場合、兄弟姉妹共同所有の段階になります。この段階になると、いかに兄弟姉妹がコミュニケーションをとり、チームワークを良くしていくか、あるいは、将来分家の派閥が起きないために何をしていくのか、というようなことがテーマになってきます。

 

  1. いとこ集団所有

さらに次の世代には、いとこ同士で株を持ち合うことになります。第三者への分散を防ぐため、子供がいない家族から株式会社を買い上げるなどの対策も必要になります。また、中には急な資金が必要になり、株を買い取ってほしいと言う者も出てきます。そのような時にはどう対応するのか、いくらで買い取るのか、というルールがこの段階には必要です。

 

  1. ファミリーダイナスティ

四世代目になると、はとこ同士の株主になります。中には顔も見たことのない、話をしたことがない株主があります。共通の曽祖父を持つという関係ですが、祖父母の記憶があっても、曽祖父母を記憶している人はほとんどいないでしょう。多くの場合、祖父母を共有する血縁関係者を親族と受け止めるものなので、曽祖父を中心とするつながりは身近に感じにくい関係です。ファミリー評議会などの取り組み無くしては、一族の意思を統一し、オーナー集団としてビジネスの発展に対する強い決意を維持、育成することは困難な段階です。また、分家の数が増えた場合、分家の長が分家を代表して株主になる、分家集団所有の形態も見られます。

 

 

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