ファミリーオフィス

ファミリーガバナンスが最も公式に行われる形態として、ファミリーオフィスが挙げられます。ファミリーオフィスとは、ファミリーの富を世代を超えて維持、発展させるための機構のことです。

ファミリーの富とは、人的資本、社会関係資本、財的資本のことで、数名のスタッフで行う場合から、100名以上のスタッフを抱える法人まで様々なものがあります。自社のオーナー家の富だけを扱うものをシングルファミリーオフィス(SFO)、複数のクライアントを持つものをマルチファミリーオフィス(MFO)と呼びます。

財的資産の運用益を運用に充てるために、ファミリーオフィスを立ち上げるには最低50億円の資産が必要になるとも言われます。

ファミリーオフィスの起源は1400年~1500年、十字軍の時代にさかのぼると言われますが、近代的なファミリーオフィスは、1882年に設立されたロックフェラー家のファミリーオフィスが最初のもので、現在は145名のスタッフが、ロックフェラー家以外に200のファミリーのクライアントを持ち、2004年時点で110億ドルの資金を運用していると言われます。

現在では世界に数千社存在すると言われるファミリーオフィスのサービスは、税務、信託業務、コンプライアンス、資産運用、リスク管理、資産承継、信託の運用業務、社会貢献活動、ファミリーメンバーに対するマネー教育、ファミリーガバナンス、資産移動計画と多岐にわたります。今後我が国でもこのようなサービスが充実してくることと思います。

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