ファミリーガバナンスに効果はあるのか?

ファミリーガバナンスに時間と費用と努力を費やした結果、ビジネスに対してどの程度の効果があるのか?

この問いに対して、示唆を与える研究結果※1があります。

米国で行われたこの調査は、オーナー家が50%以上の株を持つ非上場企業と、オーナー家が10%以上の株を持つ上場企業を対象に、電話でランダムに行ったインタビュー調査で614社のファミリービジネスを対象に分析したものです。その調査結果から、「定期的にファミリーメンバーとミーティングを行う」と答えた会社は、他の会社よりも長期的に業績が良いことが確認されています。

超富裕層を顧客に持つ、スイスのUBS銀行が行った調査があります。※2 

世界の120の超富裕層に対して行ったこの調査では、「ファミリーをひとつにまとめるものは何か?」との問いに対して、「歴史・価値観」45%、「コミュニケーション」41%がトップであり、その他、「財産」6%、「ビジネス」4%、「慈善事業」3%、「ファミリーオフィス」1%と続きます。回答に地域的な違いはありませんでした。

ファミリーミーティングを通した歴史、価値観の認識やコミュニケーションが、ファミリーの団結のためにいかに重要であるかを物語るものではないでしょうか。

※1 A Neglected Factor Explaining Family Business Success: Human Resource Practices, Joseph H. Astrachan and Thomas A. Kolenko, 1994

※2 “ The Generation Game” Henry Hirzel, Eric Lamdolt, June Lee and Loga Miler, UBS Family Advisory, 2011

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