ファミリーガバナンスにおける文書:難易度の低いものから始める

文章の策定を効果あるものにするために、ミーティングの「場の作り方」が重要となります。なぜなら、策定する価値は、出来上がった文書以上に、文書化のプロセスでファミリーが意見を交換しあい、共通点を見出し、相違点を確認し、合意へ導くプロセスそのものに重要な価値があるからです。

難易度の低いものから取り組む

ファミリーの規程を作る際、最初からいきなり難しいものに取り組むよりは、比較的難易度の低いものから、ファミリーコミュニケーション能力や問題解決能力に応じてはじめることをおすすめします。

比較的簡単なもの

ファミリー就業規程、ファミリーの行動規範

中程度のもの

ファミリー報酬規程、配当に関する規定

難しいもの

ファミリー評議会規程、ファミリー取締役規定、株主協定(株式売買規定)

ファミリー憲章をはじめとする規定には、いくつかの注意点があります。

  • 株主を対象とするものを除き、ファミリー全体を対象にしていない規程は、逆効果になる場合がある。
  • 規程策定のプロセスの透明性がカギである。
  • 規程の内容以上に、規程に対するファミリーの決意が重要である。
  • 規程に対するファミリーの決意は、策定プロセスの透明性、ファミリーに対する教育、コミュニケーション、ファミリーメンバーの巻き込みによって強化される。
  • ビジネスの接点を持つ規程は、非ファミリーの経営幹部の理解を得る必要がある。

将来ビジョン

ファミリーのルールや規程と同様にファミリーメンバーが、将来にわたって、ファミリーの内外とどのような関係を築き、どのように社会に貢献していきたいのか。ファミリーの夢を文章にすることをおすすめします。

ファミリーが共有する夢を文章にするのです。ファミリーが共有する夢の持つ力は、とても大きいものがあります。それは自分たちの世代、子供の世代、さらに先の子供たちに、目指すべき指針を与えることができます。

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