ファミリーミーティングの必要性 

ファミリーガバナンスの基本は、ファミリーが定期的に話し合う場を持つことです。ファミリーガバナンスのためのファミリーミーティングは、あらかじめ日時、場所、議題を決めて定期的に行います。

法事はファミリーの結束を高める機会

冠婚葬祭などの行事、特に法事は日本のファミリーが先祖の縁を中心に集まる機会として大変に貴重なものです。最近ではできるだけ簡素に、あるいは全くしなくなったなどと聞きますが、先祖の供養の機会は、一族のルーツを確かめ、共通の祖先の人生を通して一族の結束を高める良い場になります。ひとつのチャンスとして是非ご活用いただきたいと思います。先祖が見守る中で現世代が様々な話題を共有し、次世代がそれらを自然に聴くことができます。

ファミリービジネスシステムの構成員であるファミリーメンバーには、過去を振り返るだけでなく、さらに現状認識を共有し、将来の計画を考え、意思決定する場が必要になります。このためのミーティングの場を作っていくことがファミリーガバナンスの仕組みづくりにつながります。

ファミリーの意見交換、意思決定の場を

かつて、創業世代、第二世代では仕事と家族の区別がない毎日を過ごすファミリーが多かったでしょう。しかし、代を追うごとに仕事の場と生活の場が離れていきました。仕事上の意見交換、意思決定は職場で行うことができますが、特に兄弟、いとこ、はとこなどの関係に発展している場合には、ファミリーに関する意見交換や意思決定は日常会話で済ませることが難しいでしょう。そこでファミリー評議会を組織する必要性が出てきます。

ファミリーガバナンスの基本的な形である、ファミリーの定期的なミーティングの場は、戦後や高度経済成長期に生まれたファミリービジネスにおいては、家族と仕事が離れているため、第一世代の後半や第二世代の段階でその必要性が生じている場合がほとんどです。

継続へのはじめの一歩:ファミリーミーティング

夫婦の会議から始まり、子供を含むダイニングテーブルでのミーティング、ファミリー評議会、取締役会、社外役員、オーナー会議など、ファミリー企業の規模や段階に応じて、話し合う場を設けることが大事です。ファミリー内では例えばビジネス的に「ですます調」で伝え合うことを取り入れてみる、会社内では数字や成果だけでなく感情や情緒も大切に扱いながら、しっかりとその都度のテーマを議論していくことが持続可能性を高めます。

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