ファミリービジネスのリーダーシップとは

ファミリービジネス研究の権威のIvan Lansberg氏は、ファミリービジネスの経営者に期待するリーダーシップを「両手利きのリーダーシップ※」と呼んでいます。

・ファミリーとビジネスの両立

・長期ビジョンと短期・中期の利益の両立

・自由さと計画性の両立

・感情と効率の両立

これらを使い分けるのではなく「統合すること」、これが「両手利きのリーダーシップ」です。両手利きのリーダーシップを備えたファミリービジネス経営者は、以下のことを行います。

両手利きのリーダーが「する」こと

・締め切りのある夢を持つ

・謙虚さに裏打ちされた特権意識を備える

・厳格な公私混同を行う

・厳しさのある柔軟さで対処する

・短期的な成果を伴う長期的ビジョンを実現する

優秀な両手利きのリーダーが「しない」こと

優秀な両手利きのリーダーは以下のことは行いません。

・全体の利益を犠牲にして自分のやりたいことをやる

・ひとつの尺度だけで物事を単純に切り分ける

・面倒を避けるために誰かにジレンマを押し付ける

・面倒を避けるために空しい妥協をする

・他者への依存や自己陶酔的なヒロイズムに溺れる

・パワーゲームに乗せられる

特に厳しく重大な局面では、このような罠にはまりがちです。苦しい選択を迫られているオーナー経営者の皆様に、決して夢をあきらめることなく、このパラドックスを乗り越えていただきたいと心から念じています。

※Ivan Landsberg  2011年10月 FFIでの講義

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